一般眼科

一般眼科について

当院では、眼科専門医の立場から、角膜や結膜などの眼表面から眼の中(眼底)まで、眼科疾患全般について診療致します。特に、院長が力を入れている分野である緑内障や糖尿病網膜症は、かなり進行しませんと自覚症状が出てきません。眼鏡の度が合っていないと思っていても、検査してみると実は眼の病気で視力が落ちていたという場合も少なくありません。
「なんとなく目が疲れる」といった方や、糖尿病のある方は早めの受診をお勧めします。お気軽にご相談下さい。

こんな症状の方が来院されています

  • 目が「赤い」「痛い」「かゆい」「かわく」「疲れる」
  • まぶたが「はれる」「かゆい」「痛い」
  • 「目やにが出る」「涙目になる」
  • ものが「かすんで見える」「二重に見える」
  • 「蚊や糸くずみたいな物が飛んで見える」
  • 「肩がこる」「目の奥が痛い」
  • 「メガネやコンタクトが合わない」「視力が落ちた」
  • 「眼圧が高いと言われた」

など

主な目の病気

屈折異常(近視・遠視・乱視)

近視 遠視 乱視

目はカメラに似た構造です。角膜はレンズ、虹彩は絞り、水晶体はレンズとオートフォーカス(ピント調節機能)、網膜はフィルムの役割を担います。
目に入った光は角膜と水晶体により屈折し、水晶体でピントが合った後、適切な距離で網膜に届くことでクリアに見えます。しかし、目の働きがうまくいかないと、ぼやけたり重なったりして見えてしまうのです。この状態が「屈折異常」であり、主に近視や遠視、乱視の3種類が疑われます。

老視(老眼)

老視(老眼)とは、加齢により主に水晶体が固くなることが原因となり、目のピントを合わせる力(調節力)が弱くなっている状態です。若い方は調節力が強く、遠くから近くのものまでしっかり見えますが、加齢に伴い調節に時間がかかるようになり、また調節できる範囲も狭くなります。見えづらさは40歳前後から自覚する方が多いです。
「遠くから近く、近くから遠くに視線を移すとピントが合わず、はっきり見えるまで時間がかかる」「手元を見ていると目の疲れがひどく、やたらに肩がこって、目や頭が痛くなる」などの症状は、老視の可能性があります。

ドライアイ

涙の量が減少したり、蒸発量が増加したりすることで、目が乾燥してしまうことをドライアイといいます。ドライアイの放置により、目の表面が傷つきやすくなり、細菌やウイルスに感染するリスクも高まります。
症状としては主に、目の疲れやすさ、目のかすみ、目がごろごろする、目がしょぼしょぼするなどの症状が挙げられます。ドライアイは単なる「疲れ目」や「乾き目」と思われがちですが、目に甚大な悪影響を及ぼす恐れもあるため、違和感を放置せずにできるだけ早くご相談ください。

ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)

麦粒腫とは、主にまつ毛の毛根や汗腺に細菌感染を原因とする急性化膿性炎症が起こり、瞼(まぶた)が腫れてしまい、痛みを伴うことが多い病気です。
一方、霰粒腫とは、まぶたの裏側で脂質を分泌するマイボーム腺の出口がふさがり、慢性的な炎症により、瞼にしこり(肉芽腫)が出来る病気です。痛みはありません。長期的には自然吸収も見込めますが再発リスクが高いため、眼科での検査・治療が大切です。しばしば細菌感染が合併し、瞼が腫れて痛みを伴う(急性化膿性霰粒腫)ことがあります。

結膜炎

白目とまぶたの裏側は、結膜と呼ばれる半透明な膜に覆われています。結膜が炎症を起こし、目が赤く充血する病気が結膜炎です。細菌性結膜炎やウイルス性結膜炎、アレルギー性結膜炎など原因もさまざまです。特にアデノウイルス性結膜炎の場合は、感染力が強く、周囲に感染が広がりやすいため、できるだけ早く眼科にご相談ください。

白内障・加齢黄斑変性

白内障の多くは加齢に伴い、眼の中の水晶体が徐々に混濁し、かすみやまぶしさ、視力低下などを引き起こす病気です。白内障だけであれば、視力低下をきたしても手術をすれば再び良好な視力が得られる様になります。さほど体力を消耗する手術ではありませんので年齢制限はありません。

また、加齢黄斑変性も加齢により黄斑(視力にもっとも関係する網膜の中央部)に変性が起こり、視力低下や変視症(ものが歪んで見える)、中心暗点(真ん中だけ見えない)などをもたらす病気です。欧米では成人の中途失明の原因の第1位であり、食生活の欧米化に伴い、最近日本でも患者数が増加してきている病気です。病変を引き起こす異常血管の発生を妨げる薬剤を眼球内に注入する治療が主流となっていますが、症状により特殊なレーザー治療が必要となりますので、是非専門医にご相談ください。
(なお、この病気に対して、我が国で世界で初めてiPS細胞を用いた再生医療の臨床応用が始まりましたが、現在のところ、未だ一般的な治療にはなっていません)。

緑内障

緑内障ページをご覧ください。

アイフレイルを予防しましょう

アイフレイルとは「加齢による目の機能低下」のことです。眼球は加齢とともに、構造的にも機能的にも衰えていきます。その状態に喫煙、偏った食事、運動不足などの生活習慣による外的要因、持病や遺伝的要因などの内的要因のストレスが加わると、視機能の障害がでてきます。最初は無症状であることもありますが、進行し、重度な障害に陥ると、回復は難しくなります。
アイフレイルを予防し、目の健康寿命を延ばしましょう。

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